中国全体の中で寧夏ワインはどのような位置づけなのですか?

中国全土でみますと、ワイン生産量が拡大する一方で、やはり品質の劣るワインも次々に市場へ流入する事態となりました。その中にはブドウを全く使用せずに化学薬品のみで作られた偽造品も多く見られ、政府は高品質なワインを保護・奨励するためにワイン法の制定を急ぎました。

その結果、中国で最も良質なワイン産地であり世界の銘醸地と同じ北緯38度に位置する寧夏自治区賀蘭山東麓のワイン原産地法が制定され、中国の初めてワイン産地として認められ今日に至っています。

北緯38度のワイン産地一覧図

寧夏回族自治区の賀蘭山東麓の生産者は、生産量、品質、販売などで、樹齢5年以上の自社畑ブドウの使用、 667平方メートル当たり収量500から800キロのしっかりした来歴のブドウ、持続可能な品質であることが要求され、ボルドーと同じ5段階に格付けされています。ワイン法はまだ始まったばかりであり4 級と5級のワイナリーしかありませんが、「施設内での醸造から熟成」「産地のスタイルに合わせた 建物でワイン観光に貢献」などの条件をクリアし昇級していく仕組みになっています。 寧夏ヤンヤン国際ワイナリーも5級ワイナリー に正式に認定されています。

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