中国で最も注目されているワイン産地が「寧夏(ねいか)自治区賀蘭山東麓」。ここは西夏文字などの高度な文化で知られる西夏王朝が隆盛を誇った地で、ワインツーリズムの拠点としても脚光を浴びています。
この地は、年間降水量が200ミリ以下と極端に少ない乾燥地帯です。標高1200mの高地にあり、年間日照量は3200時間。こうした環境ですので害虫や疫病の発生がありません。テングリ砂漠に囲まれているため、ブドウ栽培の大敵フィロキセラも寄せつけません。
オーガニックな栽培に適しており。さらに昼夜の寒暖の差が大きくことから糖分の高いブドウを育てることができます。いわばブドウ栽培の理想郷です。こうしたことから、モエ=シャンドンなどの欧米のワインメーカーも続々と進出中です。