中国産のワインについては、日本ではまだよく知られていないために、いろいろな疑問点も考えられます。そこで、下記にQ&A方式でまとめさせていただきました。

※ この「よくあるご質問」でも解決できないご質問点については、お問い合わせフォームから気軽にご連絡ください。

確かに、中国という国の印象、特に食品においてのマスコミからの情報はあまり良くはありません。けれども、その一方で、広大な中国には、素晴らしい大自然が数多く残されているのも事実です。

特に近年、国家が威信を持って環境を保護するケースが増えてきており、その中で良質なブドウ栽培がクローズアップされてきています。寧夏自治区では政府の強力な指導の下、環境汚染とは無縁のクリーンで、しかもブドウ栽培に理想的な素晴らしい環境が生み出されています。

そのような環境で生産されたワインについて一方的な偏見を取り除きたい、その一心で中国ワインをご紹介させていただいております。

中国といえば、その豊富な資金量で世界中からワインを輸入し世界中の銘醸地のワイナリーを購入しているイメージもありますが、実は中国自体が隠れたワイン大国です。

中国は、ブドウの栽培面積で世界2位です。下記の資料をご参照ください。

ブドウ栽培面積の上位10か国(2016年、単位:ヘクタール、OIV資料より)

そして、中国はワイン生産量で世界第6位なのです。

ワイン生産量の上位10か国(2016年、単位:hl、OIV資料より)

現在のワインと味わいは異なるものの、紀元前の遺跡からワイン生産の証拠が見つかったり、唐代の李白の漢詩にもワインが歌われるなど、さまざまな史料から、中国人が古くからワインを楽しんでいたことが知られています。一方、我々が今飲んでいるものと同様のワインの生産が本格的に始まったのは、ここ数十年のことで、その後、品質も大きく向上しています。

中国全土でみますと、ワイン生産量が拡大する一方で、やはり品質の劣るワインも次々に市場へ流入する事態となりました。その中にはブドウを全く使用せずに化学薬品のみで作られた偽造品も多く見られ、政府は高品質なワインを保護・奨励するためにワイン法の制定を急ぎました。

その結果、中国で最も良質なワイン産地であり世界の銘醸地と同じ北緯38度に位置する寧夏自治区賀蘭山東麓のワイン原産地法が制定され、中国の初めてワイン産地として認められ今日に至っています。

北緯38度のワイン産地一覧図

寧夏回族自治区の賀蘭山東麓の生産者は、生産量、品質、販売などで、樹齢5年以上の自社畑ブドウの使用、 667平方メートル当たり収量500から800キロのしっかりした来歴のブドウ、持続可能な品質であることが要求され、ボルドーと同じ5段階に格付けされています。ワイン法はまだ始まったばかりであり4 級と5級のワイナリーしかありませんが、「施設内での醸造から熟成」「産地のスタイルに合わせた 建物でワイン観光に貢献」などの条件をクリアし昇級していく仕組みになっています。 寧夏ヤンヤン国際ワイナリーも5級ワイナリー に正式に認定されています。

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